研究課題
基盤研究(C)
地域に残されてきた様々な種類の歴史資料を活用することで、古代資料の少ない地域における地域史研究の新たな手法を開発することを目的とした。特に、郷を設定する際の人為性・政治性をふまえつつ、古代氏族集団の存在や交通のあり方や地理的環境により、古代の郷を中心とする地域社会の多様性が形成されることが明らかとなった。また、古代の郷域と比較することで、中世の荘域や、近世の郷村への展開についての見通しを得ることができた。
日本古代史