• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

海外に残存する戦国大名関係史料の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25370815
研究機関名古屋学院大学

研究代表者

鹿毛 敏夫  名古屋学院大学, 国際文化学部, 教授 (60413853)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード戦国大名 / 海外史料
研究実績の概要

研究の最終年度として、これまで4年間の活動で得た成果を集約しまとめる作業を行うとともに、補助的な現地調査を実施した。国内調査は、鹿児島、福岡、大分、山口、広島、岡山、東京の各地で行った。
本研究活動の成果の一部をまとめる書籍の編集を進め、『描かれたザビエルと戦国日本―西欧画家のアジア認識―』(勉誠出版)とのタイトルの図録兼論文集を編者として2017年1月に刊行した。同書には、ポルトガル、サン・ロケ教会所蔵「ザビエルの生涯」連作油彩画全20点を、所蔵元の協力を得てフルカラーで公開するとともに、日本情報を含む各場面について詳細な解説を施した。また、ポルトガルで出版されている画像解説文の誤解を指摘し修正を行うこともできた。
さらに、「日本中世史の世界史的研究」と題する口頭報告を2017年3月に名古屋学院大学で開かれた合同研究会で実施した。
16世紀における情報の東西交流は、極めて曖昧なもので、異国情報は誤解や誤報、誇張等を伴って相互に交わされるものが少なくない。また、今回の調査においては、周辺情報からその存在が認められる日本関係史料について、現地において確認することができなかったものが複数あった。そうした意味で、諸外国に眠っている過去の日本情報については、いまだ有効な調査・研究手段が確立されているとは言えず、今後も幅広い調査・蒐集を行っていくとともに、調査手法の経験的確立に努めていく必要性を痛感する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 鉄砲―アジア交易網が起こした軍事革命―2016

    • 著者名/発表者名
      鹿毛敏夫
    • 雑誌名

      文藝春秋SPECIAL

      巻: 35 ページ: 172-179

  • [学会発表] 日本中世史の世界史的研究2017

    • 著者名/発表者名
      鹿毛敏夫
    • 学会等名
      名古屋学院大学第48回教員合同研究会
    • 発表場所
      名古屋学院大学
    • 年月日
      2017-03-08
  • [図書] 描かれたザビエルと戦国日本―西欧画家のアジア認識―2017

    • 著者名/発表者名
      鹿毛敏夫
    • 総ページ数
      160(8-50,101-116,133-158)
    • 出版者
      勉誠出版

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi