研究課題
基盤研究(C)
本研究は、19世紀朝鮮の周縁的社会集団について裁判史料をはじめとする諸史料から接近し、生業や組織、社会的位置などについて検討した。周縁的社会集団として、とくに屠漢と僧に注目し、組織や相互関係を中心に生業・組織・相互関係について具体的に明らかにした。また、屠漢・僧らが地方あるいは中央の公的権力と独自の関係を結ぶことによって課役や禁令へ対応していたことを明らかにした。
朝鮮史