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2015 年度 研究成果報告書

日本列島における出現期の甑の故地に関する基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 25370902
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 考古学
研究機関公益財団法人大阪市博物館協会(大阪文化財研究所、大阪歴史博物館、大阪市立美術館、

研究代表者

寺井 誠  公益財団法人大阪市博物館協会(大阪文化財研究所、大阪歴史博物館、大阪市立美術館、, 大阪歴史博物館, 主任学芸員 (60344371)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード考古学 / 渡来人 / 甑
研究成果の概要

本研究は、朝鮮半島の甑の地域性を基に、日本列島の甑の系譜、さらにはそれを齎した渡来人の故地を解明することを目的とし、おもに以下の点を明らかにした。1)日本列島内で朝鮮半島系甑がもっとも多いのは中河内と和泉北部(陶邑とその周辺)である。2)甑の系譜で圧倒的に多いのは全羅道など半島南西部のものであるが、集落内では京畿道や慶尚道の系譜のものもあり、多様な出身地の渡来人が共存したことを示す。3)畿内が全羅道、すなわち百済・馬韓を中心とする地域が多いのに対し、岡山県では慶尚道、すなわち加耶や新羅に系譜が求められる甑が多い。これは畿内以外の地域も独自の対朝鮮半島交渉が可能であったことを示唆する。

自由記述の分野

考古学

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公開日: 2017-05-10  

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