研究課題/領域番号 |
25370942
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
川村 邦光 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30214696)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 弔い / 遺影 / 追悼式 / 碑 / 盆踊り |
研究概要 |
5月24日に1回研究会、五十嵐惠邦(バンダービルト大学)「帰還兵 :遅れて帰りし者たち」(大阪大学)の発表を行なった。6月22,23日に、大三島にてところミュージアム大三島、大三島美術館、大山祇神社宝物館を見学し、資料収集を行なった。 7月27日に2回研究会、川村邦光「皇道大本とファシズム」(大阪大学)の発表を行なった。 8月27日、大連民族学院(中国・遼寧省大連市金州新区)で研究会を行なった。発表は、荒川裕紀「福男競争から福男選びへ」、黛友明「芸能習得の語りにおける過去と現在」、ファクンド・ガラシーノ「他者表象における自己規定と暴力の所在」で、王秀文がコメントをした。28日に旅順で日露戦争の戦跡や博物館を見学した。29日には、南通市で、死者の冥福を祈る儀礼、また舞踊を見学した。 12月7,8日に、福島県立博物館・福島大学において資料収集を行なった。 2月24日、3回研究会、川村邦光「弔いの形をめぐって」(同志社大学) の発表を行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度は、3回の研究会を開催し、研究代表者の川村は2度の発表を行ない、研究の進展がみられた。特に、大連・旅順での調査・資料収集では収穫があった。中国の死者供養の儀礼を調査できたことは、日中の弔いの文化を比較研究するうえで、貴重なものとなると考える。また、福島市で、東日本大震災に関わる資料収集・調査を行ない、本テーマの弔いに関する研究に稔りある成果をあげることができた。
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今後の研究の推進方策 |
前年度の調査・資料収集をさらに発展させ、成果をあげるために、今年度は宮城・岩手県の東日本大震災に関連する調査を続行する。沖縄には、8月末に集中講義で行く予定であるので、沖縄で調査・資料収集をする。また、韓国・釜山で死者儀礼に関する調査を行なう。これまで収集してきた資料に基づいて、論文を執筆し、中間報告書を刊行する。
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次年度の研究費の使用計画 |
写真などの図版の掲載されたやや高額の書籍を購入する予定だったが、時間上の余裕がなく、購入できなかった。また、ノート型パソコン、およびデジタルカメラを購入する予定だったが、まだ使用可能だったため、来年にまわしたいと考えている。 前年度に購入しなかった書籍やパソコン、デジタルカメラを今年度に購入する。
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