研究課題
基盤研究(C)
本研究では、熊本県水俣市の水俣病被害者支援NGOを対象として、計10ヵ月にわたる、人類学的アプローチを用いた現地調査を実施し、データを収集した。その結果、このNGOは、水俣病被害者を支援する社会運動を通じて新しい知識を蓄積していること、その知識を広めることを通じて社会を変容させようとしていること、またそれらの過程を通じて、国家や社会との関係をつねに変化させていることなどが明らかになった。
社会人類学