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2013 年度 実施状況報告書

土地法における法の支配の改善が社会発展に与える影響に関する開発法学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25380004
研究種目

基盤研究(C)

研究機関富山大学

研究代表者

雨宮 洋美  富山大学, 経済学部, 准教授 (90401794)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード土地法 / 土地所有権 / 旧社会主義国 / 慣習法 / アフリカ / 近代的土地所有権 / 土地法改革
研究概要

タンザニアにおけるこれまでの土地法改革の状況、1999年に制定された土地法・村土地法の状況、実施状況からみられる問題点(歴史的経緯、世銀等の国際機関の政策に翻弄されるアフリカの土地政策、慣習法との軋轢の問題、実質的施行に行きつかない現状等)の報告をLaw and Society 学術大会で発表した。中南米、他のアフリカの国等において同様の土地改革の問題をかかえる現状の報告者とともに行ったセッションだったので、他国との比較および慣習法の直面する問題に関しての意見交換をする場となり大変有意義であった。
本学術大会における発表原稿の内容は、他大学で行われたアフリカと土地法に関するセミナーで報告したほか、研究誌(平成26年3月受理印刷中)に展望論文として投稿している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

産休・育休明けにすぐ科研費を頂くことができたのは大変恵まれたことであった。しかし子供が小さい上、現在まで治療・通院中であるため頻繁に入院する必要がありその都度研究者本人も付き添い入院をすることになっている。子供の治療・入院の前提の上では通常の授業・学務負担等をこなすだけでもせいいっぱいとなり発展的な個人研究に費やす労力がきわめて限られてしまったのが現状である。なんとか一度文献研究とこれまでのフィールドのまとめを海外の学会で報告はしたものの、現地調査の計画を立てることが難しく研究の対象等を見直す必要があると考えているところである。

今後の研究の推進方策

現地調査対象地を含む調査対象、方法等を見直した上で計画を再考する必要性があると考えているところである。今年度においても、一度中間報告として海外での学会報告に参加し、意見交換をすることは計画している。

次年度の研究費の使用計画

産休・育休明けにすぐ科研費を頂くことができたのは大変恵まれたことであった。しかし子供が小さい上、現在まで治療・通院中であるため頻繁に入院する必要がありその都度研究者本人も付き添い入院をすることになっている。子供の治療・入院の前提の上では通常の授業・学務負担等をこなすだけでもせいいっぱいとなり発展的な個人研究に費やす労力がきわめて限られてしまったのが現状である。
従って本来予定していたとおりの現地調査等ができずに使用額に次年度使用額が生じてしまっているところである。
上記の理由のため現地調査の計画を立てることが難いので、研究の対象等を見直す必要があると考えているところである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] アフリカの土地所有権-タンザニアを事例として‐2014

    • 著者名/発表者名
      雨宮洋美
    • 雑誌名

      地域生活学

      巻: 1 ページ: 未定

    • 査読あり
  • [学会発表] Difficulty in the Implementation of Land Reform in Africa: The Case of Tanzania2013

    • 著者名/発表者名
      Hiromi Amemiya
    • 学会等名
      Law and Society 2013 Annual Meeting
    • 発表場所
      Boston
    • 年月日
      20130601-20130601

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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