研究課題
基盤研究(C)
侵害活動を中心とする警察は、法治国家において厳格な法律の留保原則に立つべきである。これを実証するため、警察権限はもとより、制度・機能改革を指向し警察活動を随時監視し、一般行政分野よりも権利保護の契機を拡充するオーストリア安全警察法研究に従事した。本研究により、警察活動に関する全部留保原則をはじめ、警察内部機関であった訪問委員会を軸にオンブズマン制度強化への展開ならびに、行政処分・公権力行使とならび高権的事実行為についても権利保護可能性を拡大するオーストリア公法の展開過程を明らかにした。
行政法 警察法 オーストリア公法