研究課題/領域番号 |
25380101
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
尾島 茂樹 名古屋大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (50194551)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | クレジット・カード |
研究実績の概要 |
平成27年度の研究計画に従い、外国の状況、及び日本における問題点の検討をすすめた。 過去の外国における調査結果、及び外国の状況に関する文献、わが国の状況に関する文献を検討した結果、以下のような知見が得られた。 諸外国においては、加盟店の不正によってクレジット・カードシステムが悪用された場合、イシュアーからアクワイアラーに対し、ブランド・ルールによるチャージバックがなされることにより、多くの問題が解決されている。しかし、わが国においては、チャージバック制度が独自の運用をされており、諸外国ほどスムーズに処理されているとはいえない。このことから、いわゆる悪質加盟店は、わが国のアクワイアラー、あるいはイシュアーを狙い撃ちして、不正を拡大する恐れがある。 以上の内容を論文にまとめ、ほぼ完成稿となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の研究計画に従い、研究をすすめ、一定の知見が得られている。
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今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画に従い、研究を進める。 平成28年度は、研究計画における最終年であり、課題についてのまとめを行いたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究費の大部分を、研究課題に関する図書の購入、及び研究課題に関する資料の収集のための旅費に用いることとしているが、本年度は、関連する文献の購入、資料収集のための旅費に余剰が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
平成28年度における研究課題に関する図書の購入、及び研究課題に関する資料の収集のための旅費に用いることとする。
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