研究課題
基盤研究(C)
核不拡散条約(NPT)を中心とする核不拡散レジームにおける日米関係は、第一に核不拡散と平和利用の間の緊張関係というレジームの構造を前提とし、第二に、原子炉および核燃料サイクル技術の普及過程、規制制度である国際原子力機関の保障措置、そして二国間原子力協定形成をめぐる政治、市場のダイナミクスの三者の間に存在する相互規定、および第三に、アメリカが、自国の技術力および国家のパワーが相対的に衰退する中で、有志国との連携の強化を志向し、日米間の核不拡散をめぐる見解が収斂した、といえる。
政治学