研究課題
基盤研究(C)
本研究では、社債市場の発展やシャドーバンキング部門に代表される金融市場の構造変化が、銀行利ざやの減少を通じて銀行のリスクテイキング行動を誘発するという事実を説明するための理論モデルを構築した。さらに、シャドーバンキング部門の発生と社債市場の発展を比較したシャドーバンキング部門が発生した場合にバブルが崩壊すると、それに伴い母体銀行の資本が毀損するので、バブル崩壊後の経済変動が大きくなるということを明らかにした。
マクロ経済学