オープンソースソフトウェア(以下,OSS)の開発を「知の共有化」による開発モデルと定義し、OSSを活用した情報サービス産業の生産性を実証するために、①内部資源とし情報サービス産業の労働投入、実質資本投入、また実質付加価値を計測、②外部資源としてOSSの市場価値を計測し、③日本国内の情報サービス企業に対して代表的なOSSの活用とOSS開発への関与・貢献を集計するためのアンケート調査を3年間行い、これらのデータ(外部資源、内部資源、OSS活用と貢献度)を連結させ、企業規模別や活用OSS別によるパネル・データ分析によって、OSSを活用した日本の情報サービス産業の労働生産性の計測を行った。
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