研究課題
基盤研究(C)
原油価格の変動と失業率の変化は日本経済の安定成長に対して最も重要なことである。本研究の目的は労働市場の構造変化と原油価格変動が経済成長に及ぼす効果を明らかにすることである。まず、動的マッチング関数のベイズモデル方法を提案し、完全失業率の要因分解を行った。また、時変係数付き多変量自己回帰モデルを用いて、需要不足失業率、原油価格変動および景気動向の相互影響関係の動的特性を分析した。本研究は、経済システムの動的特性分析のための統計的方法を発展させながら、実証分析を通じた政策評価への試みも行った。
統計科学