研究課題
基盤研究(C)
本研究はタイを調査対象としている。タイでは、首都バンコックと地方との経済格差が長い間懸案事項となっていた。本研究では、都市部と農村部の教育格差を是正することによって、経済格差を是正する試みについて調査を行った。その結果、最も貧しい東北地方では、出稼ぎ労働者による仕送りによって、家計所得が増加し、都市部との格差が縮小している状況が明らかになった。また、後期中等学校(高等学校)を卒業した労働者が、東北地方からタイ全土に出稼ぎに出ている状況もまた明らかになった。
開発経済学