本研究では、ファンダメンタルな要因(経済制度、社会関係資本)の違いによって、環境R&D政策による経済成長と環境汚染削減への効果がどのように影響を受けるかを分析し、次の主要な研究結果を導出した。①グリーン経済を適切に描写するものとして、directed technical changeを伴うアセモグル・モデルの拡張を行い、国際ジャーナルに掲載された。②グリーン経済成長の文脈に社会関係資本等の文化的要素を包含するための理念と概念の整理を行ない、論文と冊子「グリーン経済成長と持続可能性」(193ページ)を公表した。
|