「環境物品の貿易構造の分析」では、APECリストによる環境物品54品目の貿易構造について、3つの財グループ毎に重力モデル分析を行い、アジア太平洋地域の特性と生産フラグメンテーション効果の両面から財グループの貿易構造に関する興味深い結果を導いた。 「貿易自由化効果の分析」については、環境物品の中で特に普及が進む再生可能エネルギー関連物品に焦点を当て、関税が貿易に与える影響について、関税を含む重力モデルにによって明らかにした。ここでは、二国間の価格効果を考慮した固定効果法による重力モデルによる分析結果を伝統的重力モデルによる分析結果と比較し、詳細な分析結果の検討による強固な分析結果を導いた。
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