本研究の主要論文においては、以下の2つの大きな批判・問題が存在する。①自国と外国それぞれの消費者の効用、特に製品の品質評価のパラメータが各国の所得水準に依存するという仮定に対する、経済学・経営学における理論・実証両方の既存研究からの批判②2つの自国企業間でのベルトラン競争で価格ゼロ(限界費用ゼロを仮定した場合)になってしまう問題を排除できない。 このため以下の2つの展開を行った:①FDIホスト国へのスピルオーバーと自国企業の費用の関係についての理論モデル。②輸出費用と貿易仲介企業に関する理論モデル。そして今後上記論文を対象な2国モデルへと拡張すべく、準備を進めている。
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