BEER(Behavioral Equilibrium Exchange Rate)の方法論を利用して1990年の第1四半期から2014年度の第4四半期までのデータを使って円為替レートの「ミスアライメント」を計測した。計測の結果、2013年以降の円のミスアライメントは一番深刻であった時も-7.4%(BEER)または-8.5%(long-run BEER)にとどまったことが判明した。これを2012年の第3四半期の15.3%(BEER)、あとは18.0%(long-run BEER)と比べると、ミスアライメントの規模が小さくなったことを示す。
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