研究課題
基盤研究(C)
多国間経済連携協定の進む中、労働市場のグローバル化が抱える問題を、労働送り出し国でもあり受け入れ国でもある中間国の抱える問題や、質的規制/量的規制と異なる移民政策を採る先進国同士の経済統合に伴う労働市場の一体化がもたらす問題について、理論的に考察した。前者では移民受入規制が技術蓄積や所得格差に負の効果をもたらす可能性を指摘し、後者では経済統合が利益となるかは統合前にどちらの国の賃金が高かったかが鍵となることを示した。
国際経済学