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2014 年度 実施状況報告書

タイ自動車部品産業技術者の技術形成と伝播-ASEANエンジニアリングハブへの課題

研究課題

研究課題/領域番号 25380341
研究機関名城大学

研究代表者

佐土井 有里  名城大学, 経済学部, 教授 (20387757)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードエンジニアリングハブ / 技術伝承 / 技術移転 / タイ / ミャンマー
研究実績の概要

H26年度は目的達成のために、① タイ技術者(R&D、生産管理、保全、品質管理)の技術形成の進捗度の把握、(H25年度から継続実施)② タイをエンジニアリングハブとして、タイからいかにASEAN近隣国へ技術指導・技術伝播が進んでいるかを調査した。
具体的には、現地調査として、2月~3月にタイ、ミャンマーでの企業調査、関連大学訪問と研究者との共同研究打合せと情報交換を実施した。タイでは、タマサート大学経済学部のAssociate Professor Dr. Kriengkrai Techaknont, 同タマサート大学経済学部 Associate Professor Dr.Peera Charonporneとの研究会をタイタマサート大学で2015年3月2日に行った。ミャンマーでは、ヤンゴン経済大学 Dr.Than Than Aung と2月23日に研究打合せを行い、共同調査を開始した。調査では、ミャンマーの中小企業同友会SEDAメンバー企業との会議を開き、ミャンマー現地企業家とのミーティングを行い、合計30名(30社)の企業代表者との面談を実施した。その他、ミャンマーの経済現状、インフラ整備状況等を調査し、研究の方向性を確認した。技術者調査面では、ヤンゴンコンピュータ大学を訪問し、IT技術者に関する現状を調査した。
更に、タイの近隣国であるマレーシアを3月9日、10日に訪問し、マラヤ大学経済学部 Professor Dr. Rajah Rasiah, Associate Professor Dr. Fatimah Kariと技術者面での現状研究の打合せを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

H26年度は① タイ技術者(R&D、生産管理、保全、品質管理)の技術形成の進捗度の把握、(H25年度から継続実施)② タイをエンジニアリングハブとして、タイからASEAN近隣国ミャンマーへの技術指導・技術伝播が進んでいるかを調査した。
現地調査時には、タイではタマサート大学、ミャンマーではヤンゴン経済大学、マレーシアではマラヤ大学の研究協力者との研究会、研究打合せと現地調査を実施することが出来、2年目の現地調査体制を構築し、方向性の確認をすることができた。

今後の研究の推進方策

H27年度は最終年度として、調査を進めると共に、研究報告論文を作成し、発表する。具体的には、7月にタイで開催される第1回ミャンマー学会に論文提出と予定で、申請中である。

次年度使用額が生じた理由

2015年3月ミャンマー調査時の交通費として150,000円発生したが、H26年度予算では不足していたため、H27年度での処理となった。

次年度使用額の使用計画

H27年度予算で処理済である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 3件)

  • [雑誌論文] The Strategies of Japanese Automobile Manufacturers in Thailand Under the Technology Transfer and the Raising of the Thai Wage System2015

    • 著者名/発表者名
      Yuri Sadoi
    • 雑誌名

      名城アジア研究

      巻: Vol.6 No.1 ページ: 19 30

    • DOI

      ISSN 1884-4332

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] The Impact of ASEAN Economic Community (AEC) 2015 and East Asia2015

    • 著者名/発表者名
      Yuri Sadoi
    • 雑誌名

      Proceedings, Europena Experience and East Asian Community-Focused on Reconciliation and Cooperation

      巻: 1 ページ: 46 60

  • [学会発表] ASEAN経済共同体(AEC)の進展と日本への影響2015

    • 著者名/発表者名
      佐土井有里
    • 学会等名
      2015年真理大学財経学院と日本第3セクター研究学会 国際交流シンポジウム
    • 発表場所
      台湾 台北 真理大学
    • 年月日
      2015-05-17
    • 招待講演
  • [学会発表] The Impact of ASEAN Economic Community (AEC) 2015 and East Asia2015

    • 著者名/発表者名
      Yuri Sadoi
    • 学会等名
      European Experience and East Asian Community: Focused on Reconciliation and Cooperation
    • 発表場所
      名城大学
    • 年月日
      2015-03-21
  • [学会発表] アジアの経済発展と技術開発能力-今後の日本の役割2014

    • 著者名/発表者名
      佐土井有里
    • 学会等名
      生物資源環境国際研究センター
    • 発表場所
      名城大学
    • 年月日
      2014-11-12
    • 招待講演
  • [学会発表] ミャンマー自動車産業調査報告2014

    • 著者名/発表者名
      佐土井有里
    • 学会等名
      ミャンマービジネス交流フォーラム(招待講演)
    • 発表場所
      JICA 中部
    • 年月日
      2014-04-03
    • 招待講演

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公開日: 2016-05-27  

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