本研究では、少子高齢化が急速に進む発展途上国の年金制度の持続性について考察を試みた。分析において、世代重複型家計を取り入れた動学的一般均衡モデルを使用した。モデル開発に当たっては、ドイツのキール世界経済研究所及びベルギー自由大学のEcoModのワークショップ、ヨルダン財務省において、開発中のモデルを発表し、参加者のアドバイスを求めた。モデルの概要は完成し、インドネシアに適用する予定であったが、本研究者の海外勤務(2015年9月よりヨルダン財務省債務管理局勤務及びイラク財務省債務管理局での非常勤勤務)により中断しているが、ヨルダンでの勤務終了次第速やかに論文として完成させる所存である。
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