研究課題/領域番号 |
25380445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
谷口 明丈 中央大学, 商学部, 教授 (20103228)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | マーケティン グ / ゼネラル・エレクトリック社 / B to B / 電機産業 / セールスマン / 事業部制 |
研究概要 |
ゼネラル・エレクトリック社について、新しいエネルギー源としての電気の普及がどのようなマーケティングを通じて可能になったのか、前期すなわち事業部制導入以前の時期にBtoBのマーケティングがどのように展開されたのか、BtoBのマーケティング活動の展開がどのように家電製品のマーケティング活動へと結びついていったのか、前期においてマーケティング活動を担った組織の発展と構造はどのようなものであったのか、前期においてマーケティング活動を担った人びとがどのように調達され、どのように教育され、どのようなキャリアパスをたどったのか、マーケティング活動の進展が事業部制導入の決定的な要因であったのか否か、後期すなわち事業部制導入後のマーケティング部門の組織変革がどのようになされたのか、以上の点を明らかにするための分析フレームワークを構築し、それに従って、資料を読み込み、実証を積み上げることができた。 また、Schenectady MuseumとLibrary of Congressにおいて追加的な資料を収集することができた。 今後、後期におけるBtoBのマーケティング活動の実態、後期における家電製品のマーケティング活動の実態、後期においてマーケティング活動を担った人びとの調達、教育、キャリアパス、を明らかにすることによって、GE社におけるマーケティング活動の全容を明らかにすることができ、これまでほとんど手が付けられてこなかった電機産業におけるマーケティング活動全般が、企業の内部資料に依拠して初めて解明されることになる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究開始以前に十分な準備ができていたこと、分析のフレームワークを構築できたことが、研究を順調に進展させる大きな要因となった。
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今後の研究の推進方策 |
現在と同じ方向で研究の内容を質、量ともに上げていけば問題ないと考えている。
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次年度の研究費の使用計画 |
本年度と次年度にまたがる期間に海外での資料収集と学会報告を行ったため、その旅費を次年度に支出する必要があったから。 本年度と次年度にまたがる期間での海外における資料収集と学会報告の旅費として支出する。
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