研究課題
本研究の目的は、循環型サプライチェーンの形成に向けて様々な側面から分析を行うことであり、最終年度の平成27年度においては、平成25年度および平成26年度に行った調査のフォローアップ調査の実施、そして、収集したデータを基に論文執筆および改訂を行った。まず、二年前に投稿した、製造業における総合的競争力とオペレーション戦略の関係についての論文が最終的に採択され、国際学術論文誌に掲載された。また、循環型サプライチェーンという観点から廃製品と新製品は直結しており、その関係を分析した論文が国際学会で採択され、Proceedingsに掲載された。前者に関しては、アンケート調査で収集されたデータを基に非線形回帰分析を行い、後者に関しては、IDCの大型コンピュータに関するデータを基に計量経済モデルによる分析を行った。また、国際学会で採択され、未掲載だがProceedingsに掲載確定の論文として、ロジスティクス業界における温暖効果ガス排出量削減を追究したケース分析論文、そして、品質管理の基本となるISO9001システム導入の影響を追究した実証研究論文がある。その他、現在、査読改訂中の論文として、家電リサイクル法が循環型サプライチェーンに与える影響を分析した論文、そして、製造業における人的資源と品質管理の関係を非線形回帰で分析した論文がある。前者がフランスINSEADの教員との共著で、国際学術論文誌においてMajor Revision、後者がシンガポール国立大学の教員との共著で、国際学術論文誌においてMinor Revisionという状況である。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 4件、 査読あり 4件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 5件) 備考 (1件)
Proceedings of the 23rd Annual International EurOMA Conference
巻: - ページ: 未定(10 pages)
International Journal of Production Economics
巻: 169 ページ: 240-252
10.1016/j.ijpe.2015.03.031
Proceedings of the 22nd Annual International EurOMA Conference
巻: - ページ: IPS-27(10pages)
http://www.b.kobe-u.ac.jp/~shimada/publications.html