日本企業のナレッジ・ワーカーが入社後10年程度で一人前のビジネスパーソンに成長するためのキャリア発達のメカニズムを実証的に明らかにした。 入社直後の3年間の初期では、担当業務に関する知識やスキルだけでなく、仕事に対する基本的な姿勢として「スタンス」を確実に習得し、4年目から6年目の中期では、「セルフ・エフィカシー」(自己効力感)を高めて自信をつけ、最後の7年目から9年目では事業や組織の「スコープ」(視野)を拡大することが特徴的である。 そして、こうした研究成果を踏まえて、若手・中堅社員を育成する管理者が、部下の成長段階に従って状況適応的にOJTを実践するための方法論を考察した。
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