研究課題/領域番号 |
25380503
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
西久保 浩二 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (70447704)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 両立支援 / 介護 / ワーク・ライフ・バランス / 福利厚生 / 離職行動 |
研究概要 |
・本研究テーマの推進にあたり、当初計画に従って民間上場企業6社について、詳細なヒアリング調査を行った。 調査内容は全社同様の方式・内容で以下の点についてである。このヒアリング調査によって得られた情報は、第二年次での定量調査において反映し、両立支援の成否、老親介護に利根ナウ離職発生要因の検証に用いられる 1.現在の従業員全体の中での「老親介護」に直面している従業員がどの程度、存在すると把握できているか 2.老親介護に関与する従業員の休業・休暇制度およびその他の支援制度を利用状況 3.今後の両立支援に対する基本的な考え方 4.企業として両立支援を行う上での課題・問題点 5.中長期的な従業員に対する両立支援の方向性 ⑥現在、介護と仕事との両立支援に関して実施している諸制度の内容 ・第二年度実施予定の定量調査に関する調査票の開発を行った。開発途上の調査票に関してはダイヤ高齢財団主催の研究会における大規模アンケートにおいて、試験的な実施を行った。4320票の有効回収データの解析を行い、調査内容および設問方式等に関して、一定の信頼性を有するものとの判断に至った。 ・第一年度における本テーマ研究の内容については、「週間社会保障」(法研 発行)「人事実務」(産労総合研究所 発行)において学術論文として発表を行った。 以上
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
・当初計画のヒアリング調査に関しては、ほぼ完了 ・第二年度実施予定の定量調査に関しては、調査票開発が80%程度完了 ・先行類似研究に関しても、概ね資料収集を完了
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今後の研究の推進方策 |
・定量調査に向けた仮説の最終検討 ・定量調査に向けた上記仮説を反映した調査票の完成 ・大規模な定量調査(従業員調査)を今秋に実施予定
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次年度の研究費の使用計画 |
当初予定していた民間企業ヒアリングに関して、協力に対する謝金を掲示用していたが、いずれの企業担当者も謝金受け取りを辞退されたため予算消化を行わなかった。 初年度での上記未消化予算は第二年度実施の定量調査費用に充当する予定であり、より大規模な標本の採取を行う計画である。
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