グローバル知識経済時代を迎え、日系多国籍企業には新しい経営の展開が求められている。それは世界のサプライヤー、提携パートナー、顧客、大学・研究機関などと連携するコラボレーティブ経営である。この経営の推進にはグローバル・アントレプレナーが不可欠である。この新しい研究課題について、先駆的な理論の研究と国内外での実態調査によって、日系多国籍企業の新たなビジネス・モデルにはコラボレーティブ経営とグローバル・アントレプレナーの役割を組み込むことが不可欠で、それには日本本社と海外子会社、海外子会社と現地アクターとの埋め込み関係やビジネス・エコシステムの検討も必要になることが明らかになった。
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