研究課題/領域番号 |
25380535
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
額田 春華 日本女子大学, 家政学部, 講師 (60580719)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 中小製造業 / 人材マネジメント / ダイバシティ・マネジメント |
研究概要 |
平成25年度は、①本研究に関係する諸分野の既存文献の収集・整理、②3つの地域における中規模製造業企業における人材活用の実態調査をおこなった。 ①については、「OJTとOFF-JTを組み合わせた技能継承を含む人材教育にかかわる領域」「働き方の多様化とワーク・ライフ・バランスに関係する領域」「製造業企業における商人的役割に関する研究」、また今回、実態調査をおこなった3つの地域(富山県、鳥取県、東京都)の地域産業の現状、発展の歴史、支援政策に関する既存文献の収集・整理をおこなった。 ②については、富山県、鳥取県、東京都において、支援機関や現地の中規模企業において人材マネジメントに関わるヒアリング調査を実施した。特に富山県では、歴史的にも女性活用が早くから進んできた地域であり、また女性の正社員比率の高い地域であるが、働く環境や生活環境について女性が子育て期間も仕事を辞めない状態が達成できたその後に直面する課題を抽出するのにたいへん興味深い現場の声を聞くことができた。女性の活用が最終目的なのではなく、子供のいる女性も子供を持たない女性も男性も含めた多様な人材の総合力で、企業の成長・産業の発展とそこで生活し働く人々の満足度の向上の両立を実現することが目的である。その実現プロセスで生じるさまざまな諸課題に今年度のプレ調査で触れることができたので、これらを整理し、来年度は特に富山県と東京都の実態調査に力を入れて調査を進めていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
富山県、鳥取県での訪問回数は限られたが、現地の支援機関の方々に多大なご協力を頂戴し、少ない訪問で貴重な資料収集と企業へのインタビュー調査を実施することができたため。ご協力に心から感謝し、今後の調査研究に真摯に取り組んでいきたい。
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今後の研究の推進方策 |
富山県、東京を中心とした関東圏のヒアリング調査を実施し、また支援機関等が実施してきたアンケート調査の再分析により、中規模製造業企業におけるダイバシティ・マネジメントに関する課題の分析を進めていく。その中間の成果を、今年度は学会でも発表していく予定である。
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