異文化相互作用を規定する3つのキー概念、すなわちコンテクスト(Context)、距離(Distance)、埋め込み(Embeddedness)から成る「CDEスキーマ」から異文化マネジメントの共生型モデルの理論化を試みた。具体的には、第一に異文化マネジメントの先行研究をHofstedeからGLOBEに至るまで整理した。第二には、1)ヤマト・ホールディングスの宅急便(TA-Q-BIN) の海外展開、2)台湾出自の頂新国際集団の中国市場展開、3)電通アジアのナレッジマネジメント・スキームについてフィールド・ワークを行い、CDEスキーマに基づく異文化マネジメント理論の初期仮説を構築した。
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