研究課題/領域番号 |
25380545
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
西村 陽一郎 神奈川大学, 経済学部, 准教授 (10409914)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 特許 / 排他性 / 知識スピルオーバー / 資金調達 / 国際情報交換 |
研究実績の概要 |
H26年度の主たる研究実施目標は次の2点からなる。①各種知的財産と競争優位性との関係性に関する分析を開始し、中間的な成果をえること、②各種知的財産と資金調達優位性との関係性に関する分析をH25年度より開始しているがその分析を完了し、論文化すること、を目標としていた。これら研究実施目標に対し、H26年度を通じ次のような具体的な成果があった。 ①については、予備的な分析も終了し、また論文化が終わり、Discussion Paperとして公開ができる状態である。本年10月のStrategic Management Societyのannual meetingにconference paperとしてエントリーしたが、不運にリジェクトされた。再度改訂を行い、分析を深化する余地が残っている。よって、今後は論文改訂後ジャーナルに投稿する。②については、すでに論文化も終わっており、Discussion Paperとして公開ができる状態である。APINでの学会でconference paperとしてエントリーしアクセプトがされたが、日程の都合上報告ができなかった。また、本論文も再度改訂を行い、分析を深化する余地が残っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
①および②の両方について、論文化が終了している。残っている作業については、国内および海外で報告をし、コメントをもらい、そのコメントにもとづいて改訂を行い、ジャーナルに投稿をするのみになっている。
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今後の研究の推進方策 |
①について、再度、学会報告のためにカンファレンスペーパーとして投稿することを予定している。たとえば、The INFORMS Annual Meeting(Management Scienceのカンファレンス) もしくはAsian Pacific Innovation Network Annual Conferenceへの報告を考えている。それによって、海外若手研究者との意見交換でブラッシュアップもしくは、コメントをもらい、それらコメントにもとづいて改訂を行い、ジャーナル投稿を行う予定である。 ②についても、再度、学会報告のためにカンファレンスペーパーとして投稿することを予定している。たとえば、2015 Annual Product Development and Management Association Research Forum (Journal of Produce Innovation Managementのカンファレンス) もしくはAsian Pacific Innovation Network Annual Conferenceへの報告を考えている。それによって、海外若手研究者との意見交換でブラッシュアップもしくは、コメントをもらい、それらコメントにもとづいて改訂を行い、ジャーナル投稿を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究者が米国において在外研究にあり、米国のビザ更新発給の関係上、オーストラリア・シドニーで行われたAPINの学会報告に行けなくなったため、旅費分約20万円が使用できなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
2015年度において、外国における学会報告で、旅費分約20万円にあてる計画である。
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