H27年度の主たる研究実施目標は次の2点からなる。①各種知的財産と競争優位性との関係性に関する分析をH25年度より開始しているがその分析を完了し、論文化すること、②各種知的財産と資金調達優位性との関係性に関する研究をジャーナルに投稿すること、を目標としていた。これら研究実施目標に対し、H27年度を通じ次のような具体的な成果があった。 ①については、論文化が終わり、Discussion Paperとして公開ができる状態である。本年1月のAcademy of Managementのannual meetingにconference paperとしてエントリーしたが、不運にリジェクトされた。再度改訂を行い、分析を深化する余地が残っている。よって、今後は論文改訂後ジャーナルに投稿する。②については、すでに論文化も終わっており、Discussion Paperとして公開ができる状態である。また、何度かconference paperに投稿してはコメントをもらい、その度に本論文も再度改訂を行い、分析を深化している。また、新たに社債格付けの分析も試みようと思っている。しかし、ジャーナル投稿にはまだ至っていない。
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