研究課題/領域番号 |
25380546
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研究機関 | 嘉悦大学 |
研究代表者 |
ビシュワ・ラズ カンデル 嘉悦大学, 経営経済学部, 講師 (70523827)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 経営学 / コーポレート・ガバナンス」 / インド企業 / 家族経営 / 経営戦略 |
研究実績の概要 |
平成25年度に収集した内外の先行研究を再整理し、日本、韓国、アメリカなど、諸外国企業と比較し得るインド企業のコーポレート・ガバナンスに関する研究発表を行った。さらに、26年度にも、インドにおける企業の経営と法的制度の融合について研究を行い、家族企業を中心に企業経営行っているインド・ネパールの企業とアンケート調査を行った。 その結果として、26年度に、特に海外中心に(中国、ネパール)で日本のコーポレート・ガバナンスに関する研究発表やインドの家族企業の実態に関する研究発表を行った。まだ、多くの研究されていない中で、非常に興味をもっていて、高く評価をされた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
25年度の文献調査や26年度の現地調査の結果を踏まえ、さらに調査対象企業・部門・分野を絞り込んだ上で、再び現地調査を行う。また、インド以外のコーポレート・ガバナンス研究の成果との比較を行い、インド企業のコーポレート・ガバナンスの特質を明らかにする。 上述した研究を、所属する学会や学内の紀要に論文を投稿し、学会にて口頭発表するなど、積極的にその成果を報告している。 しかし、インド・ネパールの企業にアンケート調査を行ったが、、回収率は非常に悪くてなっている現状にある。留意点とは、今も、南アジア(インド・ネパール)の企業の経営者が情報公開に非常に積極的ではないことである。
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今後の研究の推進方策 |
まず、平成27年度には、過去2年に渡り収集してきた、インドの生のデータやそれに関連する文献や資料を再整理する。具体的には、現地調査を踏まえ再整理したインド企業のコーポレート・ガバナンスと平成25年度に整理した日本、韓国、アメリカなど諸外国のコーポレート・ガバナンスの比較研究を行う。これにより、インド型コーポレート・ガバナンスの特徴と、インドの企業経営の問題点を明らかにする。 そして、これまでの研究成果を日本の国内学会や海外の学会で発表する。そこから得られたさまざまなコメントや指導・助言を踏まえ、新たなインド型コーポレート・ガバナンスを導き出す。 さらに、27年の後半から、これまで行ってきたインド企業のコーポレート・ガバナンス研究を基に、著書の執筆に取り掛かる。27年度末に、3年間の研究成果を著書としてまとめた『インド型コーポレート・ガバナンスと家族企業(仮題)』を出版する。
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次年度使用額が生じた理由 |
前年度の聞き取り調査ができなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
今年度は聞き取り調査をするためにインドへ行く予定があります。
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