「伝達内容に含まれる商品選択基準を受け手が重視しているケースでは、重視していないケースと比べて、広告の当該伝達内容についての文字情報への注目度が高い」という仮説を、アイトラッキング実験によって検証した。2014年に46名、2015年に35名の計81名を対象に、7本のCMと4本のWebサイトを見てもらい、視線データを記録した。その後、質問紙調査で食品選択基準について4段階評定をしてもらった。分析した6本の広告のうち5本の広告において、仮説を検証できた。特に、音声刺激を含まず、純粋に視覚刺激を用いているWebサイトにおいて、この傾向が顕著であった。
|