日本の消費財メーカーにおいては同業他社との熾烈な競争に加え、製造を担う小売業者の躍進、大型店舗の積極的な出店により購買力を増大させる総合スーパーといった流通業者からの圧力、またインターネットを活用し、広範囲において詳細な情報収集を行うオンラインショッパーなどに代表される消費者からの圧力により、適正な利益の確保を困難とするレベルでの低価格競争を余儀なくされている。 本研究では、脱低価格競争を目的とする、消費財メーカーにおける機能的価値の高い高付加価値商品の創造および、その価値を長期にわたり持続させるマーケティング・マネジメント手法について検討している。
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