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2015 年度 実施状況報告書

経営者予測とアナリスト予測を用いた高精度予測モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25380605
研究機関高崎経済大学

研究代表者

阿部 圭司  高崎経済大学, 経済学部, 教授 (70277771)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード利益予想 / アナリスト
研究実績の概要

平成27年度は,アナリストによる利益予想データを用いた実証分析を進めた.
2000年以降のアナリストによる利益予想データベースから,売上高,経常利益,当期利益に関する予想誤差を求め,予想情報が出たタイミングとの関係で予想誤差の分布を観察した.
例えば,当期利益を用いた場合,マイナスであった平均予想誤差(平均して楽観的な予想)は改訂毎に一定のペースで修正される傾向にあることが分かった.また,予想が修正された日と決算日との日差で予想誤差を見た場合,一部を除き予想誤差の平均値には大きな差は観察されなかった.この2つの結果から,改訂回数と時間的近さには関連がないことが明らかとなり,予想データの組み合わせから予想指標を開発する際の条件について,見直しが必要であることがあきらかとなった.このため,分析結果を再度見直し,検討する必要があるため,具体的な研究発表,論文公表などの実績は得られていない.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究実績の概要にまとめたように,予想指標開発のための条件を見直す必要がでてきたため,研究の進捗状況は遅れていると評価せざるを得ない.

今後の研究の推進方策

学内事情もあり,大幅に研究ペースをスピードアップすることができない.そのため,条件の見直しと並行して平成28年度中に指標の開発に着手し,検証作業に移すことができればと考えている.研究結果の報告については研究期間の延長も視野に入れる必要があると考えている.

次年度使用額が生じた理由

分析が遅れ,海外等での調査・報告の機会が得られず,旅費として計上していた分の消化が進まなかったことが大きな理由である.

次年度使用額の使用計画

主に学会参加等の旅費に用いる予定である.遅れている分をできるだけ取り戻し,研究成果を報告する機会を得たい.

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公開日: 2017-01-06  

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