研究課題/領域番号 |
25380689
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
田間 泰子 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (00222125)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 妊娠 / 支援 / 過疎 / 災害 / ネットワーク / resilience |
研究概要 |
①石巻市調査(2月)により子育て支援NPOの参与観察と今後の調査予定、平成26年度秋の共催予定のセミナー企画を打ち合わせた。参与観察と聞き取り調査は平成26年度も続け、世界社会学会大会(7月)で報告予定である。 ②日本女性学会大会(6月)および日本家族社会学会大会(9月)の災害にかかるシンポジウムに参加し、兵庫県の被災妊婦支援NPO代表と懇談、3月のセミナー開催について打ち合わせ。大阪府でのセミナー(3月、大阪府堺市との共催)により、岩手・兵庫、および東京(ネット利用)の子育て支援NPOを招聘し今後の妊産婦支援体制について市民と行政ともに知見を深めネットワークを形成した。 ③奈良県十津川村調査(2月)により妊産婦の水害被害聞き取り、および行政聞き取りを行い、石巻市の災害との大きな違いを学んだ。 ④「自然災害時の妊産婦のニーズと支援体制」『女性史学』23、43-49。提言「妊娠から歴史を考える」『歴史学研究』916:27-31。研究報告「災害時における妊産婦ケア」関西大学・大阪府立大学・大阪市立大学連携事業『震災における支援活動と防災・減災』、平成25年7月6日。 ⑤米国社会学会(8月)においてジェンダーと災害関連の部会に参加。その他関連文献を収集し、海外の災害とジェンダーに関する先行研究に学ぶとともに、日本での応用可能性について検討した。この内容は平成26年度に研究論文としてまとめる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
部局長に就任したため、公務が非常に多忙となり、調査のための日程がほとんど取れない状況となった。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度も引き続き部局長を務める。そのため、研究計画は遅れる予定であるが、少しずつでも取り組みたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
3月セミナーの講師一人につき謝金等を予定していたが、講師の健康上の理由で手続きが非常に遅れたため調整が必要となり、予定執行額と食い違うことになった。 少額であるから、申請済の研究計画に特に変更なく使用していく。
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