研究課題
基盤研究(C)
本研究は、タイおよびラオス出身の外国人技能実習生の実態および主体性を明らかにしようとしたものである。労働力不足に直面している業種や地域では技能実習生への依存度が高まっているが、かれらのなかには深刻な労働問題に遭遇している者もいる。そうした背景には技能実習生を安価な労働力としてのみとらえる社会意識がある。一方で、経済格差が縮小するなかで、タイやラオスの技能実習生にとっては日本での移住労働が日々の暮らしを維持するための選択肢の1つとなりつつある。
マイノリティ論