研究課題
基盤研究(C)
国境の島与那国島では、過疎化対策として自衛隊誘致を行政が積極的に進め実現させた。一方で、20年間小売店がなく、特にお年寄りが買い物弱者地域であった比川地区おいて、住民の力で「比川共同売店」の運営が始められた。その担い手は主に「移住者」であり、その多くは自衛隊誘致に反対する少数派でもある。反対運動が島の伝統的な権力構造と複雑に絡み合い島の共同体は大きく揺れ動く。本研究では「移住者」と島民の生活観の違いを明らかにし、その変化を考察した。
社会学