研究課題/領域番号 |
25380761
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研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
菅原 真枝 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (50359501)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 特別養護老人ホーム / 外国人介護福祉士候補者 / 経済連携協定 |
研究実績の概要 |
外国人介護福祉士候補者に関する調査研究を重点的におこない、以下の成果を得た。①宮城県内にある特別養護老人ホームAに勤務しているインドネシア人介護福祉士候補者に対する複数回にわたる聞き取り調査を実施した。聞き取りは主にインドネシア語でおこない、インドネシア語を母語とする研究協力者に同時通訳を依頼した。②特養Aを運営する社会福祉法人Aおよび外国人介護福祉士候補者の受け入れに関わる関係職員、および特養Aの利用者数名に対する聞き取り調査を実施した。③法人Aが運営する複数の事業所において勤務しすでに帰国したインドネシア人介護福祉士候補者らに対して過去に実施した聞き取り調査データを整理した。また、彼らの東日本大震災時の一時帰国状況や国家資格受験結果、法人Aとの契約期間や帰国後の状況等に関する情報を収集し整理した。④外国人看護師・介護福祉士候補者に関連する先行研究を網羅的に収集し、検討した。また、インドネシアにおける家族概念および看護・介護概念について、研究協力者より資料および専門的知識の提供を得た。⑤法人Aがこれまでに受け入れたすべてのインドネシア人介護福祉士候補者に関して、彼らが来日した理由に焦点をあてて分析・考察した。先行研究の多くが示してきた見解とは異なり、必ずしも「経済的理由」だけでは十分に説明できないことを明らかにした。その成果を論文として公表した。⑥彼らの介護労働のありかたに大きく影響する日本語教育支援、およびイスラム文化に関する情報・資料を収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の主要なテーマのひとつである外国人介護福祉士候補者への聞き取り調査、および関係職員および施設利用者に対する聞き取り調査が順調に進行し、また、データ分析と考察をおこなうことができた。その成果を論文として公表した。
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今後の研究の推進方策 |
専門的知識の提供を受ける予定であった関係機関との調整がつかず、質問紙調査の実施にはいたらなかったため、研究計画の見直しをおこない、研究を遂行している。今後も引き続き、修正後の研究計画にもとづいて研究を遂行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
聞き取り調査が予想していたよりも順調に進行し、特養Aへの訪問の回数が少なく済んだため。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度において、特養Aでの補完的な聞き取り調査のための交通費等に充当する予定である。
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