研究課題/領域番号 |
25380770
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
新保 祐光 大正大学, 人間学部, 准教授 (90513432)
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研究分担者 |
淺沼 太郎 大正大学, 人間学部, 講師 (30365853)
鷲見 宗信 大正大学, 人間学部, 講師 (40646915)
石川 到覚 大正大学, 人間学部, 教授 (50119400)
勝野 隆広 大正大学, 仏教学部, 准教授 (60459253)
吉水 岳彦 大正大学, 仏教学部, 講師 (10709885)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | ソーシャルワーク / 仏教者 / 価値 / 自然主義的研究 / 直観 |
研究概要 |
今年度の研究の進捗状況は以下の通りである。 1)文献研究:近年の動向から、ソーシャルワークの価値と仏教者の実践との親和性が高く、本研究を進めるうえで参考になると思われる領域から文献研究を始めた。具体的には、①「自死問題に関する仏教者の役割とソーシャルワークの関連」②「災害時における仏教者の役割とソーシャルワークの関連」についての2点からはじめた。これらは、文献研究だけでなく、実際に当事者(自死者家族・被災者)に直接話を聞いたり、また、自死遺族支援、被災者支援をしている人の経験を聴くなどした。現在、仏教者の実践と、ソーシャルワーカーの実践の異同について、具体的な行為とその行為を導く価値という視点から検討しているところである。この検討によって、仏教思想とソーシャルワークの価値の関連について具体的事例から示すことが出来ると考える。また①に関しては、その成果の一部を反映した印刷物が今年度中には発行予定である(発行主体は本研究の研究者が一部所属する他の研究組織である)。このほか、③児童領域における仏教者の役割とソーシャルワークの関連についてと、重度身体障害者領域における仏教者の役割とソーシャルワークの関連についても検討した。 2)アンケート調査:調査対象者の選定とアンケート項目の検討をおこなった。プレ調査は、研究代表者と関連の高い地域でおこなう。まだ準備中であるので、成果や意義については次年度の課題としたい。 3)直観の磨きあげ(本研究の仮説の妥当性の検討):一昨年度発表した本研究のプレ調査(事例検討)の精度を高めるべく、事例解釈と概念の精微化に関する議論を深めている。ここで検討された概念が1)の分析枠組みとなる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
アンケート調査が少し予定より遅れている。これは、研究代表者の他の研究(著書の刊行)に予定より時間がかかり、本研究実施のための時間が足りなくなったためである。そのほかは、自死問題や災害関連など本研究に関連する資料が多く発行されていたことから、多くの資料を集めることが出来、また多くの貴重な聞き取りも出来たことから、予定よりも研究が進捗したと考える。ただし主に調査として計画していた研究費の執行がほとんど無かったことも合わせ、(3)やや遅れていると評価する。
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今後の研究の推進方策 |
1)文献研究:参加している各研究者の専門領域の研究を深めていく。 2)アンケート調査:対象である組織の代表者に、研究の趣旨説明と協力依頼をした後、実施する。今年度中には、本調査を実施し、結果の集計を終わらせる。 3)研究代表者の、現在の主要な関心でもあるため、今年度中に成果物として何らかの形で発表したい。
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次年度の研究費の使用計画 |
アンケート調査が少し予定より遅れている。これは、研究代表者の他の研究(著書の刊行)が予定より遅れたため、本研究実施のための時間が少し足りなくなったためである。 今年度実施できなかった、アンケート調査(郵送)の実施と、データ処理に使用する予定である。
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