本研究の目的は、高齢者の虐待による死亡事例とともに、それのみならず、死亡に至らないが重篤な事例および被虐待者の自殺や死亡による終結事例等、より緊急性、優先性の高い事例について分析するとともに、「検証」について、その実態を把握した上で、その理論と方法の研究開発を行うことである。 2015年、2016年度においては、それまでの成果を踏まえ、全国の都道府県(悉皆調査)、政令市(悉皆調査)、市区町村(悉皆調査)の高齢者虐待防止主管課および、全国の地域包括支援センター2000カ所に、質問紙による郵送調査を実施した。また、県内の事例検証を実施し内部報告書を策定した神奈川県の取り組み関わった。
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