• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

知的障害者における主観的QOL及びライフプランの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25380782
研究機関明星大学

研究代表者

島田 博祐  明星大学, 教育学部, 教授 (40280812)

研究分担者 渡辺 勧持  美作大学, 付置研究所, 研究員 (00090423)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード主観的QOL / 知的障害 / ライフキャリア / 評価 / 適応行動 / 生涯発達支援
研究実績の概要

研究計画(1)「主観的QOL 評価尺度を用いた調査」に関しては、「10年後の自分を想定したライフプランに関するアンケート調査」を前年度に続き調査施設を加えデータ収集を行い、最終結果としてまとめた。対象者は成人群:知的障害のある成人143名(男85・女58)、平均年齢40.8歳(18~84歳)、学生群:特別支援学校高等部生徒132名(男93・女39)、平均年齢17.3歳(15~18歳)の計276名。諸項目に関し、全体及び成人群VS学生群の比較分析を行った。生活満足度に関し、全体では「とても満足」「少し満足」を併せ75.1%が高い傾向にあり、群間比較ではχ2検定で1%水準の有意差(χ2=8.28,df=3)が認められ、成人群における高満足度の割合が高かった。10年後までに実現したい希望の第1位割合は、全体では「お金」75名(28.7%)、「恋愛結婚」41名(15.7%)、「仕事」39名(14.9%)が上位だった。群間比較では成人群で「恋愛結婚」33名(25%)、学生群で「お金」56名(43.4%)の割合が高く1%水準の有意差(χ2=40.85,df=9)が認められた。研究目的(2)「中高齢知的障害者の適応状況に関する縦断的調査」に関しては、地域移行により、追跡できる対象者が少なかったことから、 「適応状態と支援の状況と関係性」に関する横断的調査に切り替え、知的障害のある人の支援尺度(SIS)とvineland-ii適応行動尺度の評定を対象施設に依頼したが、データ回収が若干遅れ分析中である。
研究計画(3)「知的障害者のキャリアプランを含む人生設計、自己選択、自己決定の支援に関する調査」に関しては、一部を研究計画(1)の分析に取り入れたものの、独立した形での調査は実施できなかった。文献研究に関しては共同研究者の高橋がまとめたものを含め、最終報告書に反映させる予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 知的障害児者のライフプランに係る主観的QOLに関する調査2017

    • 著者名/発表者名
      島田博祐 高橋亮
    • 学会等名
      日本発達障害学会
    • 発表場所
      日本発達障害学会第52回研究大会
    • 年月日
      2017-08-10 – 2017-08-11
  • [図書] 発達障害事典(QOLの項目執筆)2016

    • 著者名/発表者名
      島田博祐
    • 総ページ数
      613
    • 出版者
      丸善出版

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi