研究課題/領域番号 |
25380851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
笹尾 敏明 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10296791)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 外国人コミュニティ / コミュニティ感覚 / ソーシャルキャピタル / 国際比較 / コミュニティ心理学的介入 |
研究概要 |
研究環境を整えるために専用PCを購入した。続いて研究対象となる滞日外国人コミュニティへの予備調査として、東京都内、福井県、静岡県内のブラジル人コミュニティと、都内および大阪市八尾市にて在日コリアンコミュニティ戸の両方からキーインフォーマントを中心に聞き取りを行い、ナラティブデータを収集した。また、福井県および静岡県のブラジルコミュニティから予備調査データを約110件収集した。さらに、「Community Profiles for Action: Brazilian Residents in Japan」も報告書を作成した。11月に、イタリア・ナポリで開催された第9回欧州コミュニティ心理学会では、上記研究成果をふくむ研究発表を複数回行った。また、次年度にむけて、愛知県豊田市、群馬県大泉市のブラジル人コミュニティおよび在日コリアンコミュニティにおいての予備調査実施にむけて準備をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
体調不良のため、下四半期に予定していた次の観察対象コミュニティ決定と交渉(学会発表も含め)に進むことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
統計分析ソフトSPSSを購入し、得たデータの解析に備える。また、次の観察対象コミュニティ決定(福井県の在日ブラジル人コミュニティ)後、現地調査に赴く。他大学の研究協力者を招聘して打合せを密に行いながら、回収データにより心理社会的資源を尺度化・翻訳の上、質問紙に変更して観察したコミュニティで調査を実施していく。前年度同様、追加観察対象コミュニティでの調査、海外研究者との会合や学会発表も行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
体調不良で前年度下四半期に研究が遂行できなかったため。 今年度配分額と合わせ、統計分析ソフト購入、在日外国人コミュニティへの現地調査旅費および研究協力者招聘旅費等に使用する予定である。
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