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2015 年度 実績報告書

明示的/非明示的メッセージの顕在態度/潜在態度への説得効果に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25380860
研究機関関西大学

研究代表者

北村 英哉  関西大学, 社会学部, 教授 (70234284)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード閾下呈示 / 画像呈示 / 社会的認知 / 反復呈示 / 自動性 / 感情 / 否定表現 / 特性
研究実績の概要

本年度では、実験を1つ、調査を1つ行った。文献的検討を進めたのち、呈示刺激を予備調査によって準備し、秋に1つ実験を行った。放置自転車について単にその画像を反復呈示する条件の他に、放置が禁止であることを画像に付加した条件、パトカー、警官などの禁止を示唆する画像を呈示する条件の計3条件を用意して反復呈示を行った。大学近隣の放置自転車の様子を示す文章記述とそれに対する態度尺度をとり、態度尺度を従属変数として分散分析を行ったところ、禁止情報付加の効果が有意であり、画像の禁止情報をつけることは閾下呈示においても有意味であることが示された。これは昨年度の「行く」「行かない」の否定表現が効果をもったことと一致、整合している結果であった。反復回数の効果は有意になるほど十分な効果は検出できなかった。これはさらに水準を増やし、またもっと反復回数の多い条件も投入する必要が考えられた。
次に、冬に感情の非意識的効果について、SPSP学会大会で発表を行い、さらに1つ調査を行った。ツイッターから集められたツイートに対して言語処理を行い概念カテゴリーに振り分けて度数をカウントした上で記入者の特性との関連を調べた。記述情報から特性の関連を見出す作業が可能かを裏付ける意味をもった試みであった。いくつかの言語特徴と記述者の特性との関連性が相関として見出すことができたので、3月の仙台における言語処理学会大会にて共同発表を行った。
感情の効果についてのレビューや研究成果は、「社会心理学概論(印刷中)」に執筆を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 日本語における筆者の性格推定のための言語的特徴の調査2016

    • 著者名/発表者名
      那須川哲哉,・上條浩一・山本眞大・北村英哉
    • 学会等名
      言語処理学会第22回年次大会
    • 発表場所
      仙台(宮城県)
    • 年月日
      2016-03-08 – 2016-03-10
  • [学会発表] 手作業翻訳の方針と半自動翻訳手法の提案2016

    • 著者名/発表者名
      山本眞大・那須川哲哉・上條浩一・北村英哉
    • 学会等名
      言語処理学会第22回年次大会
    • 発表場所
      仙台(宮城県)
    • 年月日
      2016-03-08 – 2016-03-10
  • [学会発表] Evaluation of merchandise based on implicit affective states.2016

    • 著者名/発表者名
      Hideya Kitamura
    • 学会等名
      The Society for Personality and Social Psychology
    • 発表場所
      San Diego, USA
    • 年月日
      2016-01-28 – 2016-01-30
    • 国際学会
  • [図書] 社会心理学概論2016

    • 著者名/発表者名
      北村英哉・内田由紀子(編)
    • 総ページ数
      350(88-101)
    • 出版者
      ナカニシヤ出版

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公開日: 2017-01-06  

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