態度変化を促進する要因として明示的/非明示的なメッセージ、刺激の効果を検討する5つの研究を行った。これまで顕在的プロセスに偏った研究が行われてきた説得プロセスについて、暗黙裏に進行するプロセスの解明を目指して、非明示的あるいは閾下呈示の刺激を用意することでプロセスの進行に意識的思考が介在しなくても進むルートがあることをはっきりさせ、その進行プロセスに関わる刺激の呈示回数や強度などさまざまな要因を明らかにしていくことを目指した。5つの研究によって刺激強度を含めて禁止メッセージや画像の閾下呈示により喫煙や観光地選好の潜在態度は影響を受け得ることが明らかになった。
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