研究課題
基盤研究(C)
成人中・後期における「死に対する態度」の発達的変化の様相や関連要因について、縦断調査データを用いて検討を行った。本研究により、死に対する態度の各側面において、死への恐怖の低減や人生に対する死の意味の認識、積極的に生き抜く意志の上昇などの発達的変化が生ずる可能性が実証された。また、死に対する態度は発達的指標を含め、諸変数と部分的に関連するが、その関連は発達段階により異なる可能性があることも示唆された。
生涯発達心理学