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2013 年度 実施状況報告書

青年期うつ病に対する治療ガイドラインの確立に向けた研究

研究課題

研究課題/領域番号 25380924
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

鈴木 太  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (30542683)

研究分担者 宇野 洋太  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (40539681)
野邑 健二  名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 特任准教授 (50345899)
岡田 俊  名古屋大学, 医学部附属病院, 准教授 (80335249)
金子 一史  名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 准教授 (80345876)
本城 秀次  名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 教授 (90181544)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2018-03-31
キーワードうつ病 / 自傷行為 / 心的外傷 / 対人関係療法 / 精神療法 / 社会的機能 / 小児 / 青年
研究概要

文献的検討によって、平成26年度以降の研究計画の修正を行った。青年期のさまざまな非精神病性精神障害を対象とした対人関係療法の臨床試験が当院生命倫理委員会に申請され、本研究で解析されるのは下記の包含基準を満たすサブグループである。被験者は通常治療と平行して、1:3の比率で通常治療のみと12セッションのIPT-Aに無作為に割り付けられ、前者は遅延介入として同様の介入を受ける。被験者は1年間にわたって症状や社会的機能の変化を追跡される。
包含基準: 研究参加時のSocial and Occupational Functioning Assessment Scale (SOFAS)が65点以下、Montgomery-Åsberg Depression Rating Scale (MADRS)が10点以上、DSM-5診断がうつ病性障害、他の特定される双極性および関連障害、適応障害のいずれか。
研究のプライマリアウトカムであるSocial and Occupational Functioning Assessment Scale (SOFAS)を測定するための尺度として、Personal and Social Performance Scale (PSP)の青年期における信頼性と妥当性を本研究で検討するための準備を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究で計画していた対人関係療法のオープン試験を中止することで、無作為化試験のために充てる研究期間をより長く確保した。オープン試験では、対人関係療法による治療の前後でSOFASの改善が生じることを確認する予定であったが、科研基盤研究(C)22530736「子どもの自傷と解離傾向:心理療法の可能性の検討」における対人関係療法群の治療前後の変化の解析により、対人関係療法による治療の前後でSOFASが改善することが確認された。

今後の研究の推進方策

単施設での研究であるため、症例の確保は課題となる。文献的検討に基づいて、当初の予定よりも研究の包含基準を緩和することによって、抑うつ状態を呈する青年期の臨床例の大半を研究に導入する形とした。

次年度の研究費の使用計画

平成25年度は、主に研究計画の修正に充てられたため、臨床心理技術者の雇用が発生しなかった。
平成26年度の臨床心理技術者の雇用、及び、治療を担当する医師または臨床技術者の訓練に使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 青年期うつ病の対人関係療法 診断横断的アプローチとしての 対人関係療法の可能性について

    • 著者名/発表者名
      鈴木太, 棟近孝之
    • 学会等名
      第18回日本心療内科学会
    • 発表場所
      愛知県産業労働センター,名古屋市
  • [学会発表] 気分調整困難を呈する症例の診断学的位置づけ:症例を通して

    • 著者名/発表者名
      棟近孝之,鈴木太,大沢佑輝
    • 学会等名
      第54回日本児童青年精神医学会総会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター,札幌市

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公開日: 2015-05-28  

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