日本では学術的な位置づけが確立しておらず、エビデンスが十分でないコーチングの現状を把握し、コーチング心理学の方法論としての基盤を整備するために、1.既存のヘルスコーチングの論文および書籍のデータベースを用いた検索とレビュ、2.コーチの現状に関する大規模なウェブ調査、3.英国を中心とする海外のコーチング事情の把握と研究交流の確立、及び認知行動コーチングのトレーニングの受講、4.コーチングの学習効果を測定する指標としてのコーチング自己効力感尺度の開発、を行い、その成果を編著書「コーチング心理学概論」の刊行をはじめ、論文、学会発表、シンポジウム、医療者向けの講演などさまざまな形で発表した。
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