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2015 年度 実績報告書

認知制御における抑制機能と感情処理

研究課題

研究課題/領域番号 25380982
研究機関広島大学

研究代表者

宮谷 真人  広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90200188)

研究分担者 森田 愛子  広島大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (20403909)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード認知制御 / 競合適応効果 / LRP
研究実績の概要

平成26年度に引き続き,認知制御における抑制機能の個人差をもたらす要因について,競合適応効果(CAE,ある試行で競合を経験すると,次の試行で競合の効果が小さくなること)の観点から検討した。ストループ課題の修正版(文字の描画色―赤,青,黄,緑の4色―と一致する反応ボタンを左右の人差し指と中指を使って押し分ける)を遂行中の成人19名から脳波を記録し,当該試行の競合の有無とその試行の直前の試行における競合の有無を組み合わせた4条件別に,片側性運動準備電位(LRP,刺激同期と反応同期の2種類)を算出した。
行動測度上,有意なストループ競合効果が得られたが,CAEは観察されなかった。しかし,参加者別のCAE量とLRPの潜時および振幅との関連を調べたところ,刺激同期LRPとCAEの相関が有意であり,一致試行で正反応への運動準備電位が大きく出現した参加者ほど,前試行の競合の影響による反応遅延の程度が大きかった。

研究成果

(1件)

すべて 2015

すべて 学会発表

  • [学会発表] 反応段階における競合が競合適応効果に及ぼす影響―偏側性運動準備電位による検討―2015

    • 著者名/発表者名
      西本美花,宮谷真人,中尾敬
    • 学会等名
      日本基礎心理学会
    • 発表場所
      大阪樟蔭女子大学
    • 年月日
      2015-11-28 – 2015-11-29

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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