研究課題
課題1の「啓蒙主義の自然観の思想史的輪郭づけ」に関しては、研究分担者・松山が、シラーの思想と18世紀啓蒙主義の精神との関連について、また同・池尾が、啓蒙主義に対するカントの関わりについて研究をすすめ、それぞれ、啓蒙主義の自然観の思想史的輪郭づけに取り組んだ結果、4年間の研究成果を本研究の報告書に論文として発表した。さらに、研究分担者・佐藤が、「事物の教育」概念を中心にルソーの思想について考察することをとおして、また同・相澤が、人間形成観の系譜から18世紀啓蒙主義の思想を研究することによって、それぞれ、啓蒙主義の自然観の思想史的輪郭づけに取り組んだ結果、4年間の研究成果を本研究の報告書に論文として発表した。(なお、佐藤は2017年2月にジュネーヴへ赴き、J.-J.ルソーに関する文献調査を行った。)課題2の「18世紀自然学と現代自然科学との連関の考察」に関しては、元研究分担者(現研究協力者)・金浜が、18世紀自然学(植物学)とそれに関わる近・現代自然科学の文献を調査・読解するなど近代園芸学の導入過程における「ガーデニング」教育の実践をめぐる研究をすすめ、4年間の研究成果を本研究の報告書に論文として発表した。課題3の「啓蒙主義の自然観の教育哲学的位置づけ」に関しては、研究代表者・笹田、研究分担者・齋藤が、18世紀啓蒙主義とそれに関わる現代教育学・教育思想、あるいは現代哲学等の文献を調査・読解をすすめ、啓蒙主義の自然観及び人間形成観の今日的意義について、教育哲学、とりわけ人間形成論の視点において研究し、それぞれ、4年間の研究成果を本研究の報告書に論文として発表した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 3件) 図書 (1件)
仙台ゲーテ自然学研究会『プロテウス-自然と形成-』
巻: 17 ページ: 89-101
巻: 17 ページ: 1-16
巻: 17 ページ: 103-126
巻: 17 ページ: 49-62
巻: 17 ページ: 77-88