研究課題
基盤研究(C)
フランスにおける人口(population)概念の肥大化と人口学的な学知が構築されていく歴史的・社会的プロセスを捉え直し、初等中等教科書における人口記述に関する実証的分析を遂行した。特に、地理、道徳、家庭科の教科書に人口に関する記述が多くみられ、その記述は移民問題、人種問題、家族のあり方、乳幼児死亡率を低下させる運動、セクシュアリティ、社会衛生問題、等との関連性をもっており、フランスの人口減退を食い止め人口を増加させようとする方向性が濃厚にみられることが明らかとなった。
教育学(教育史)